勉強、勉強って言われすぎると嫌になるよね。
中学・高校でずっと思っていたこと
みんな〜しっかり勉強しといてね〜
ここテストに出るぞ〜!
勉強、勉強ってそんな毎日言わないで。。。
「勉強ってそんなに偉いの!?」
「テスト勉強のために勉強して役に立つの?」
「数学とか将来使う??」
これは私の体験談でもあり、特に中学校のときに感じていたことです。
改めて見ると、思春期真っ只中だったなと思います(笑)
単に勉強しろ勉強しろと言われるだけで、本人が何のために勉強しているかわかっていない。
この状況は特に義務教育のときに起こりやすいと思います。
やらないといけないからやっている。やらされている。
これではモチベーションも上がりませんよね。
今回は、中学・高校で感じていた「何のために勉強するの?」について、社会人になって思うことをまとめました。
・なぜ勉強しないといけない?と感じている人
・親に勉強しろと言われ、うんざりしている人
・何のために勉強しているか分からない人
「受験のため」の勉強で終わるのはもったいない!
やりたくない勉強は、やらなくていい。
そんな世の中だったらいいのに。。。
そう感じたことはありませんか?
義務教育で、むりやり勉強させられた印象が残り、勉強が嫌いになった人も多いと思います。
義務教育においては、自分のやりたいことというより、勉強の目的が「受験のため」になっていますからね。
その「受験のため」の勉強が終わると、燃え尽きてしまう人が続出するのも仕方ないことです。
じゃあ、いったい勉強する理由ってなんなの?
そんな疑問を抱える方に今回の記事を書きました。
「勉強」という言葉への拒絶反応を治していきましょう。
・勉強の目的は人によって違う
・すこし先の将来のことを想像して、モチベーションを見つける
・まんべんなく教えてもらえるのは高校が最後
あなたは何のために勉強していますか?目的を見直そう。
目的のない旅行の準備は楽しくない
「なぜ勉強しないといけないのか?」
まずこの問いについて考えてみます。
あなたが今勉強している目的って何でしょうか?
成績が良くないと、行きたい高校に行けないから?
良い高校・大学に行かないと、将来苦労するから?
それとも親に叱られたくないからでしょうか?
中学・高校のときはどうしても「受験」がゴール地点になりますよね。
なので「受験に成功する」が勉強する目的になることが多いです。
そしてここが勉強を楽しめなくなる落とし穴だと感じています。
「旅行」を例に考えてみましょう。
旅行の目的は、目的地に行くことではないですよね。
目的地に着いて、バーベキューをしたり、キャンプファイヤーをしたり、星を眺めたり。
着いた先にいろいろ楽しみがあるから、準備をするのも楽しい。
これは理解できると思います。
しかし、「勉強」のことになった途端、「受験」という目的地に焦点を当てる人が多いです。
これではその先の楽しみがないので、準備(受験勉強)も楽しめませんよね。
旅行のように、目的地で何をするか意識することで準備も楽しみになります。
自分が将来、どんなことをしていたいか?
ワクワクしながら勉強できるといいですよね!
中学・高校で目的が分からなくても焦らない
目的地で何をしたいのか考えるのは大事だと分かったけど、イメージできないよ。。。
もしかして私だけ置いていかれている!?
前の章では、目的を意識することで準備も楽しめることをお伝えしました。
とはいえ、目の前のテスト勉強・受験勉強で精いっぱいになるのも仕方ありません。
でも安心してください。
「おれは〇〇高校に行って、△△会社に就職して、キャリアプランは〜だ!」
このように中学・高校で具体的に自分の人生プランを考えている人はほとんどいません。
中学・高校の頃はどうしても「受験」がゴール地点になってしまいます。
ですから「受験に成功するため」が勉強する理由になるのは当然のことなんです。
今どこまで自分の将来を考えられていますか?
実践:「受験勉強のその先」を一緒にイメージしてみましょう。
じゃあ、受験勉強のあいだは楽しめないってこと??
ただひたすら勉強するしかないんだわ。。。!
先ほどの話を聞くと、こう思ってしまうのも仕方ありません。
ここまで読んでくれたあなたは、勉強の目的が分からず相当悩んでいるはずです。
しかし心配は無用。
勉強の目的が分からないのは、あなたのせいではなく、経験していないからイメージできないだけなんです。
ここでは、一緒に将来について考えてみましょう。
今あなたが中学生だとすると、高校受験までは想像していると思います。
この先1〜3年を想像するだけで精いっぱいですよね。
次に、大学まで視野を広げてみましょう。
大学だと、今とは違う県に住んだり、1人暮らしをしたり、バイトしたり、と今とは全く違う楽しみが待っていそうですね。
もっと人生を俯瞰して見てみましょう。
大学を卒業して、定年退職するまでには40年ほどあります。
子どものころに夢見た職業に就いているでしょうか?それとも世界を駆け回っているでしょうか?
今自分が見えているのは人生のほんの一部。
いかがでしょうか?
「そんな先のことまで考えたこともなかった。」という方もいるのではないでしょうか?
今、自分が見えているのは、人生の中でもせいぜい10年くらいのわずかなことなんです。
何になりたくて、何がしたくて勉強しているのか?
経験していないから見えなくて当然です。私も10年先のことは分かりません。
じゃあどうすればいいのか?
今までよりもちょっと先のことを考えることから始めましょう。
高校受験を控えている人は、高校生活のこと。
大学受験を控えている人は、大学生活のこと。
自分がワクワクすることを想像して、自分のモチベーションを高めるトレーニングを繰り返しましょう。
「憧れの生活のために頑張る!!」
そういったエネルギーがきっと湧いてくるはずです!
パターン別 勉強する理由の見つけ方
最後に、パターン別に勉強する理由の見つけ方をご紹介します。
(1) はっきりと将来やりたいことがある人
このパターンに当てはまる人は、自分が将来やりたいことから逆算していくことで、今の自分がどう成長していくべきか?が見えてきます。
自分がしたいことは何か?(未来)→病気を治したい!
どういう仕事なら実現できそうか?→お医者さん
お医者さんになるためには?→医学部に入る
医学部に入るためには?→○○高校に入る
○○高校に入るためには?→中学でオール5をとる!(現在)
このように未来と現在をつなぐと、明日からやるべきことが見えてきて、モチベーションが格段に上がります。
そして今の自分に足りないところを把握し、改善するように勉強していきましょう。
(2) 特に将来やりたいことがない人
「特に将来やりたいことがないです。。。」
このパターンに当てはまる方が多いと思います。
私も学生の頃、なんとなく受験勉強していましたから気持ちはとても分かります。
このパターンの場合、(1)のように将来から逆算して理由を見つけることができません。
そういう方には、「まんべんなく勉強して、どんな将来にも対応できるようにしておく!」を勉強するモチベーションにすることをオススメします。
極端な話、「数学、理科が苦手だから自分は文系でいく!」と決めつけてしまうと、高3の夏に医者になりたくなったら理系科目を1から勉強しないといけません。
やりたいことは、いつ見つかるか分かりません。
明日かもしれないし、1年後かもしれない。
やりたいことが無いうちに、自ら可能性を狭めてしまうのはもったいないのではないでしょうか?
やりたいことが見つかった時、その選択肢を選べるように勉強するのがいいでしょう。
大学に入ると、より専門的な分野を取り扱います。
そうなると、中学・高校のように文系・理系いろんな教科をまんべんなく勉強する機会はなくなります。
全ての科目を自動的に先生に教えてもらえるのは高校で最後なんです。
このチャンスを逃すと、自分で1から教材を探して、自分で成長しているかを確認して。。。
これは相当大変ですよね。
「嫌でも授業を受けないといけない。」ではなく
「ぜったいに全ての科目の授業を受けられる!」
こうポジティブに捉えてみましょう。
大事なことなのでもう1度言います。
高校までが、自分で動かずとも、いろんな可能性が降ってくる環境です。
自分がやりたいことがどこに転がっているか分からない今。
自分を活かせる場所はどこなのか?
せっかく同じ時間を過ごすなら、ワクワク探しながら勉強してみてはいかがでしょうか?
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
勉強が嫌だったころの自分を思い出して、想いが溢れ出してしまいました(笑)
わたし史上、最も長い記事となっていますが、伝えたかったのは次の3点です。
・勉強の目的は人によって違う
・すこし先の将来のことを想像して、モチベーションを見つける
・まんべんなく学べるのは高校が最後
今自分にある勉強の機会は、将来働き出してからでは得られない貴重な時間です。
この記事を読んで、少しでもあなたの勉強のモチベーションに繋がれば、これ以上の喜びはありません。
これからも一緒に勉強していきましょう!
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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